身体をくまなくめぐる、科学的には電流的な流れのよい導線であることがわかっている経絡上にある、治療すべきポイントです。
この経絡の種類は12あり患者さんの体質によっては、どこの経絡が弱いかそれぞれ異なるため、緻密な診察が必要とされます。
1950年頃中国で臨床応用が開始されました。
通常の皮下注射で改善が見られない難治性の疾患に効果が期待できます。
疼痛を主とする整形外科的疾患には特に有効で、他に気管支喘息など内科的疾患やご婦人の子宮筋腫や内膜症などの婦人科疾患にも効果が期待できます。
現在までに科学的に得られている知見は経穴は皮膚の電気抵抗が特別に低下している場所です。
・できるだけ患者負担が少ない薬剤を使用します。
・いわゆる得気が得られるように注意します。
・経穴以外に阿是穴、関連した経絡上の穴に注入します。
●婦人科疾患(月経困難など)
・三陰交、血海、足三里、腸陵泉など
●腰痛症(変形性腰椎症)
・腎兪、大腸兪、志室など
●腰痛症(坐骨神経痛)
・秩辺、委中、環跳など
●脊柱管狭窄症
・八穴(上、次、中、下)・小腸兪、膀胱兪
●頸肩腕症候群(肩こり)
・肩井、天柱、風池、手三里、合谷など
●気管支喘息
・尺沢、中府、太谿など
週1回の継続施行で、効果が期待できます。